酒飲み女子の手作り肴修行・おうちで旅呑み(和歌山編)
和歌山グルメお取り寄せ×紀土(和歌山県・平和酒造)
Go to キャンペーン!とは言ったものの
特別給付金を筆頭に、政府・自治体から新型コロナウイルス緊急経済経済対策として様々な取り組みがとられています。そして、2020年9月14日で申請期間終了となりましたが、Go to トラベルキャンペーン。
しかし、筆者は都内に住む人には適応されず恩恵には預かれませんでした。
やはり旅行者・事業者ともに感染症予防対策をし・・・とはいえ、感染症のリスクが自分にも旅先にも与える不安が付きまとうことも原因なのでしょう。
旅行行きたい!(美味しいお酒が呑みたい!)
旅行だけではなくたくさんのイベントに対し多くの人が胸に抱いている気持ち「今年は我慢」。筆者も、しょんぼりと去年の夏に訪れた和歌山旅行の写真を眺めていました。
南紀白浜のこの三段壁!洞窟の中が涼しくて歴史や伝説にドキドキして…楽しかったなあ。
そして、新鮮なお魚のお造り!たまらん。写真を見ているだけでお酒飲める。
この時いただいた日本酒、また飲みたいなあ…!ふつふつと湧き上がる感情。
「美味しいものが食べたい…ていうか、日本酒が呑みたい!あー旅行に行きたい!!」
というわけで!今回は和歌山旅行気分で日本酒を楽しむことにしました。
決行!おうちで旅呑み!
去年のこの旅行でいただいたお酒の記録を見て見ると、いくつか銘柄がありましたが特にお気に入り!とメモを残していたのが平和酒造さんの紀土でした。
「お魚のお造りに純米、煮付けに吟醸、お料理とお酒で引き立てあいこれぞ紀州の協奏曲」(原文ママ)
・・・まあ旅行の楽しい気分とお酒とがこんなメモを残させたのでしょう。笑
早速和歌山からお取り寄せしたのがこちら!
やっぱり梅干しは外せませんでしたね。そして柿の葉寿司!
酒呑みに、そして真夏にも心強い、常温OKなラインナップ。和歌山のお土産にはそう言った保存がきくものが多いようです。
そして、今回の主役平和酒造さん(http://www.heiwashuzou.co.jp/)から、紀土の純米酒と純米吟醸をお迎えしました。
平和酒造さんは昭和三年の創業ですが、その酒造りは江戸時代から続く谷口酒造から、無量山超願寺へ婿養子に入られた谷口保さんが、酒蔵を創めたそう。第二次世界大戦戦禍では学童疎開先としてや他の酒蔵の受け入れを国から要請され長きにわたり休業を余儀なくされ…再開の陳情演説に国会へ!?そして「平和酒造」の名に込められた思いとは!
…平和酒造さんの公式サイトでは、こんな映画になったら良いのに!と思うような歴史や、豊かな風土や人の温もりを感じる映像載せてあり、のぞいているだけで楽しい気持ちになりますのでオススメです。
純米酒は優しい口当たりで、穏やかでフルーティな香りがするりと鼻に抜けます。酸味と旨味がお料理を引き立てます。今回いただいた柿の葉寿司との相性がとにかく良く食もお酒もスイスイ進んでしまいます。冬はお燗にして乾物なんかも良さそう…!
純米吟醸は、口に含むと果実のような甘味と香りとが品よく広がり、清らかに抜けて行きます。後味のキレもよく、なんども口に運んでしまいます。お造りはもちろん、お味噌や煮付けにも寄り添ってくれる器量好し。。美人なお酒でした。
恋しい土地がまた一つ増えました。
酒屋さんで平和酒造さんについて話していたところ、「平和酒造さんなら、クラフトビールも造ってるよ!女の子が!」と店主が並べた小瓶を全て買いました。可愛くポップでどこかレトロさを感じるラベル。女性に呑みやすく、選べる様々な味わいがくせになるよ~とのことで、これは改めてどこかで楽しみたいと冷やしております。ワクワク。
平和酒造さんでは自社田で毎年、山田錦の田植え体験(6月)と稲刈り体験(10月)を、一般のお客さん参加型で年2回開催されていらっしゃいます。
このお米を使って、紀土シリーズの一つである「あがら」が造られます。
「あがら」とは和歌山弁で「あが=私」「ら=達」つまり「私たち」。
「あがらの田んぼで育てた」という意味の込められたネーミングです。
「これはいつか、長靴を装備して参加したい!」と強く感じています。
ちなみに代表でいらっしゃる山本典正さんのツイッターを拝見していたら、「来和する」という言葉を使っていて、私は「来訪の来と平和酒造の和で来和かな?」と思ったのですがこちらは和歌山の方がニュアンスとしては「和歌山に来訪いただく」というニュアンスなのだそう。なるほど!!
最後に
ローカルなプチ情報もゲットすることができ、少しの間ですが本当に旅行気分に。
新型ウイルスの脅威から解放された暁には絶対、来和させていただきたい!と平和を祈るひとときとなりました。
そして最後に、メールでのやり取りになってしまいましたが、お話をさせていただきました平和酒造の西岡様に、この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました!
長靴を履いて田植え体験、稲刈り体験に伺わせていただきます際には、またよろしくおねがいいたします!
(Text:唎酒師Rie)
この記事の筆者
日本ツーリズム運営局(オフィスイチヤマ)
日本ツーリズムは日本酒に対する潜在的な需要を発掘すると共に、日本各地の蔵元さんとユーザーをつなぎ、日本酒で地方を元気に、そして日本を元気にして行くと共に、世界へ日本酒の魅力を発信していくことを目指して行きます。
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