日本酒ができるまでをイラストで紹介します
日本酒が出来るまでの ひとこと解説
・原料になるお米を仕入れる時は未だ玄米です。
・造るお酒に合わせて精米します。
・お米は生のままでではお酒になりません。その為には水を吸わせて蒸して使います。
・蒸したお米は、麹作りと仕込みに使います。
・お酒の醪は、先ず酒母というスターターを作るところから始まります。
・出来上がった酒母には健全な酵母菌が培養されていて、乳酸菌によって高い酸性になっています。
・これを醪の仕込タンクに入れて、一度に材料を入れると薄まってしまってせっかくの酵母が弱ってしまったり、他の菌に侵されたりするので、3回に分けて材料を加えてゆきます。これを三段仕込みと言います。最初の仕込みと2回目の仕込みの間に1日空けるのがミソです。
・仕込みの終わった醪は、2週間から4週間発酵させます。吟醸造りでは低温に保ち40日くらい掛けて発酵させます。
・発酵した醪は、タイミングを見計らって上槽(搾り)します。この時点で清酒となります。
・絞ったあとの清酒はまだ澱で濁っているので、一旦貯蔵して澱を沈めます。
・一般的にはさらに濾過を行い、細かい濁りなどを取ります。
・通常は、次に1回目の火入れを行い貯蔵を行います。この火入れをせず出荷するものが「生酒」です。
・アルコール度数を調整するために割り水と言って仕込み水を加えますが、これを行わない商品を「原酒」と言います。
・新酒は未だ香味がフレッシュですが粗いので貯蔵します。これにより粗さが取れて落ち着いた味わいとなります。春から貯蔵した新酒を熟成し秋に火入れせずに出荷する商品を「ひやおろし」「秋あがり」と言います。
・2回目の火入れを行い濾過をし瓶詰めして出荷します。この時点が生産日になります。
この記事の筆者
日本ツーリズム運営局(オフィスイチヤマ)
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