活弁 日本酒 酒菜「茶屋 しゃんりん」春 、第四夜
活弁 日本酒 酒菜
落語とアートを企画されている「本屋しゃん(ほんやしゃん)」さんが年に4回行う、お酒と落語を楽しむイベント「茶屋しゃりん」、今回は初の試みで活動写真弁士の尾田直彪さんを招き、東京は駒込で5月26日(月曜日)に開催されるので、ご紹介します。
日本伝統芸能と食文化を通じて、月曜日夜を前向きに過ごす茶屋「茶屋しゃんりん」
春夏秋冬、月曜夜に出現する「茶屋 しゃんりん」。
「茶屋しゃんりん」は、年に4度、週のはじまり、一日締めくくりに、ちょい飲みちょい食べしながら、演芸を楽しめる場所として出現するとのこと。都度、さまざまなゲストによる舞台とともに、「野良ちりん」が、ゲスト好きな食材や思い出味からヒントを得て作る酒菜と日本酒が楽しめるらしい。
なんで月曜日? 「茶屋しゃんりん」女将の「本屋しゃん」さんによりますと、休み明けで週じまりの月曜日は、終わりとじまりが入り混じる日だから、どの曜日とも違う気持ちが湧いてくる。まだ休んでいたいな、だけど今週も頑張らなくちゃ。そんな気持ちに寄り添う時間と場所と出会いを提案したいからとのこと。
さて、そろそろ秋の気配がやっと感じられる週明けの月曜日、お酒を片手に気の利い落語を楽しんで、週のスタートを切るのも良いかも。
春のゲストは活動写真弁士の尾田直彪(おだたかとら)さん
「活動写真弁士」(略称「活動弁士」「弁士」)とは、活動写真つまり無声映画に、スクリーンの傍で、セリフや情景説明などの語りをつける人。活動写真弁士の話芸は「活弁」と呼ばれ親しまれています。活動写真弁士自らがセリフや登場人物の動きや心情、場面などを考え、台本を作り、演出するので、同じ映画でも活動写真弁士によって全く表情が変わり、時にコミカルに、時にツッコミを入れ、そして時には人情深く…独自の視点で映画を新しい作品として蘇らせます。
学生時代に、澤登翠弁士の活弁に出会い、これだ!!! と着火し、活弁の道を歩みはじめた尾田さん。現在、最も若い活動写真弁士として、活弁旋風を巻き起こすべく、精力的に活動中。無声映画を敬愛する気持ちがほとばしりる尾田さんの活弁は映画との呼吸がばっちりで、セリフや情景説明の言葉選びにもセンスが光ります。リズミカルに繰り広げられる語りはどんどんライブ感が加速し、疾駆の如く。
尾田さんの活弁への情熱と野良ちりんの日本酒と料理への情熱はバチバチに響き合うこと間違いなし。ココでしか体験できない、活弁と日本酒と酒菜のセッションを存分に味わってください。
尾田直彪(おだたかとら)
2000年、熊本県下益城郡富合町(現熊本市南区富合町)出身
東京学芸大学教育学部卒
現代の活弁の第一人者である澤登翠弁士の活弁に魅せられ、活動弁士を志す。2021年10月、60年以上続く都内定期開催の活弁公演「無声映画鑑賞会」でデビュー。22年より国立映画アーカイブ「こども映画館」に出演。また地元九州でも精力的に活弁公演を開催しており、現在最も若い活動弁士として活躍している。澤登翠門下。
《これまでのおもな説明作品》
『キートンの大学生』『ロイドの初恋』『ロイドの人気者』『幌馬車』『青春の夢いまいづこ』『一心太助』『沓掛時次郎』『大学は出たけれど』『争闘阿修羅街』『明け行く空』『漕艇王』など、これまで70本以上の作品を説明している。
X : https://x.com/oda_takatora/
Instagram:https://www.instagram.com/oda_takatora?igsh=aWU3ZG81dHM1Mjdz
お酒と料理は「野良ちりん(のらちりん)」
東京都 台東区谷中 野菜と日本酒専門店「 ちりん」改め、「野良ちりん」。『宴』をメインテーマに美味しく楽しくお燗酒が飲めるイベントを企画。
・X
開催日時・詳細
・ 開催日:2025年5月26日(月)
・ 時間:19:00開場、20:00開演/21:30終演予定
※ 終演時刻は進行により、多少前後する可能性があります
※ 公演後もお時間が許す限り会場でお過ごしいただけます
・ 会場:アーリーバード・アクロス (〒170-0003 東京都豊島区駒込1丁目40−14)
・ アクセス:JR・東京メトロ南北線 駒込駅 徒歩2分 ※巣鴨から徒歩14分、千石駅から徒歩16分
・ 参加費:3,000円(税込) ※前菜+ワンドリンク(日本酒 or ソフトドリンク)付き!
・ 参加方法:公式ページ内よりチケット購入
URL:https://honyashan.com/product/ticket-shanrin04/
・ 主催:茶屋しゃんりん
・ 企画:本屋しゃん
・WEB : https://honyashan.com/
・X : https://twitter.com/honyashan
・instagram : https://www.instagram.com/honyashan/

撮影:向山勇大
この記事の筆者

日本ツーリズム運営局(オフィスイチヤマ)
日本ツーリズムは日本酒に対する潜在的な需要を発掘すると共に、日本各地の蔵元さんとユーザーをつなぎ、日本酒で地方を元気に、そして日本を元気にして行くと共に、世界へ日本酒の魅力を発信していくことを目指して行きます。
office-ichiyama.com