明日1月10日は十日戎、開門神事福男選びが行われます
十日戎、開門神事福男選び
福の神として崇敬されている えびす様をお祀りする神社の総本社である西宮神社でにおいて、9日の宵えびす、10日の大祭、11日の残り福と3日間の間、十日戎のお祭りが行われます。地元である兵庫県西宮市では、十日戎が終わるとお正月の行事が一段落した気分になります。
写真は上から南大門(通称赤門)、中央の拝殿からは十日戎の時はここでお祓いを受けて本殿前に進むことができます。本殿を出ると福娘さんが福笹を授けてくださいます。(※福娘さんの写真は西宮神社H.P.より引用)
十日戎では福の神のお祭りらしく、色々な縁起物があります。
恒例のお供え物の大まぐろは、お賽銭を貼り付ける人たちの行列ができます。
縁起物の露店が境内に多数出店して、熊手(福さらえ)や箕(み)(福箕)、末広がりの面(扇面)など縁起物を売っています。参拝者はこれらを買い求めてお店や事務者などに飾り、この一年の商売繁盛を願います。
十日戎の3日間は大変な賑わいになりますが、大祭がある1月10日には特に盛り上がる神事があります。テレビや新聞でも結果が報道される開門神事、福男選びです。特に今年は平成最後の福男選びになるので例年以上に盛り上がりが期待されます。
9日の夜12時に神社の全ての門を閉じ忌籠りの神事を行います。そして翌10日朝6時に南大門が開け放たれ、それと共に待ち構えていた参拝者が230m先の本殿に向けて福男道と呼ばれる参道(写真下)を一番福を目指して駆け抜け参拝します。本殿にたどり着き参拝した上位3人がその年の福男に認定されます。さて今年の福男は?
https://nishinomiya-ebisu.com/event/event01.html#07
えべっさんの酒
えべっさんにちなんで、灘五郷の西宮郷・今津郷の酒造家がえべっさんの酒を醸造しています。これは、アルコール度数15度以上、宮水を使用した純米酒という条件で各蔵元が醸している日本酒で、扇正宗・灘一・大関・灘自慢・喜一・白鹿・金鷹・白鷹・島美人の9社から発売されています。
十日戎の頃には売り切れも増えてくるそうですから、お買い求めの向きはお早めに⁈
( Text:山路日出夫)
この記事の筆者
日本ツーリズム運営局(オフィスイチヤマ)
日本ツーリズムは日本酒に対する潜在的な需要を発掘すると共に、日本各地の蔵元さんとユーザーをつなぎ、日本酒で地方を元気に、そして日本を元気にして行くと共に、世界へ日本酒の魅力を発信していくことを目指して行きます。
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