日本酒と和菓子とのマッチングとは⁈

日本酒と和菓子のコラボレーション⁈

日本酒とその蔵元を紹介してゆくポータルサイトのエディターブログ最初の記事投稿ですが、いきなり変化球ですみません。

さて皆さん、日本酒を飲むときには何と合わせますか? やはり辛い味付けのおつまみと一緒に、あるいは食中酒としてでしょうか?
今回ご紹介するのは、甘い和菓子と日本酒のコラボレーションです。

今月初旬、和菓子×日本酒が恋に落ちるペアリングを開発せよ!という、カリフォルニア在住の日本文化キュレーターである君野倫子さんのイベントに参加してきました。
和菓子も日本酒も当然日本で生まれたものですが、甘党の代表の和菓子と辛党の代表の日本酒は果たして合うのか⁇

今回の企画には、
参加したのは、主催者の君野さんと塩芳軒のご主人と丹山酒造の蔵元さん、そして日本酒あるいは和菓子の好きな18名の老若男女。中には、あまり飲めないと仰るご婦人も。

塩芳軒外観塩芳件内観1塩芳件内観2

左から、塩芳軒のご主人と主催者の君野さんと丹山酒造の蔵元さん

前のお酒は左から、純米低アルコール酒の飯櫃(ぼんき)、純米吟醸原酒の風神雷神、純米大吟醸の雪月花 嵐山。
飯櫃は、甘酸っぱい味わいでスッキリした味わい。風神雷神は、ヨーグルトの様な上立ち香の旨味の濃い通好みの味。純米大吟醸は、ほのかな吟醸香を感じる上立ち香だがテクスチャーはやや強めでスッキリ綺麗なお酒。

塩芳軒のお菓子

合わせるお菓子は、
梅鶴(このお菓子は塩芳軒の定番品で、ほんのり梅の味わいの塩味を感じる砂糖菓子)
飯櫃

麩の焼き(千利休が茶会で愛用した白あん風味のクレープを巻いた様なお菓子。今回は日本酒に合わせて甘さを控えめに、歯ごたえを持たせるためにやや固めに仕上げたそう)
麩の焼き

かるかん(ご存知のかるかんですが、大徳寺納豆をいれたものと柚子風味のもので、やはり甘さは控えめに仕上げています)
かるかん

今回のマッチングの結果は如何に⁇
結果は来年の春には新商品として紹介されるそうなので、残念ながらここではご紹介できませんが、組み合わせをキチンと考えれば、日本酒と和菓子は意外と合うんだという事が分かったのは、新しい発見でした。(何となく餡とは合う様な気はしていましたが)
フレンチの食後酒にブランデーやアルマニャックを、イタリアンではリモンチェロとか、バーで飲んだ仕上げにオールドフェッションドなど、最後の仕上げに甘いものが欲しくなりますよね。日本酒での仕上げに和菓子とのマッチングもあり!

 ( Text:山路日出夫)

この記事の筆者

日本ツーリズム運営局(オフィスイチヤマ)

日本ツーリズム運営局(オフィスイチヤマ)

日本ツーリズムは日本酒に対する潜在的な需要を発掘すると共に、日本各地の蔵元さんとユーザーをつなぎ、日本酒で地方を元気に、そして日本を元気にして行くと共に、世界へ日本酒の魅力を発信していくことを目指して行きます。
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